今回のお題はThriftは一休みして
Windows仮想PC上のアプリからPDFを作成したい
です。ケイフィールドでは全員Macを使っているのですが、開発案件では必要に応じてWindows仮想PCを使います。
Windowsアプリで編集した文書をPDFにしたい事もよくあるのですが、Macと違ってWindowsは標準でPDFを作成する機能がありません。
そこでPDFプリンタアプリが必要になるわけですが、個々の仮想PCにインストールするとインストールやアップデートなどが面倒なのでMacにインストールして共有することにしました。
Macは標準でPDFを作成できるのに余計なものをインストールするのは抵抗ありますが…
以下の環境で動作確認しました。
ホストPC : Mac OS X 10.8.4昔から使っているので Mac OS X や Parallels は過去のバージョンでも動くと思います。
仮想化アプリ : Parallels 9
ゲストPC : Windows XP
PDFプリンタ : CUPS-PDF 2.6.1
CUPS-PDF のインストール
CUPS-PDF は MacPorts でインストールしました。ターミナルから次のように行います。
$ sudo port selfupdate $ sudo port install cups-pdf
Windows仮想PCのプリンタ設定
特に設定不要というのを狙っていたのですが、そのまま使うと文字化けする場合があるので設定を変える必要がありました。個々にアプリをインストールするよりマシですが、この手間は残念ですね。- Windows上のプリンタとファックスから『CUPS-PDF のプロパティ』を開く
- 『詳細設定』タブを開き『標準の設定...』を開く
- 『レイアウト』タブの『詳細設定...』を開く
- 『PostScript 出力オプション』を『エラーが軽減するように最適化』に変更する
- 『OK』を選んで設定画面を閉じる
CUPS-PDF の PDF ファイル出力先
CUPS-PDF プリンタで印刷するとファイルは /opt/local/etc/cups/cups-pdf.conf で設定された場所に出力されます。MacPortsでインストールした場合、デフォルト出力先は /opt/local/var/spool/ユーザ名 です。
CUPS-PDFプリンタと出力先を共有しておけば便利かもしれません。
Windows からプリンタ経由で PDF に出力できると、PDF作成だけでなく正確な印刷プレビューとしても使えますので便利ではないでしょうか?
0 件のコメント :
コメントを投稿